ボランジェセミナーに参加しましたVol.4
みなさん、
こんばんは、
レトワール・ポレールの須藤千恵子です。
これまでボランジェのセミナーに参加し、
試飲したアイテムをご紹介してきました。
前回の続き、
ボトルの形状についてお話ししたいと思います。
こちらは3つめに試飲した
ラ・グラン・ダネ ロゼ 2007
そして
こちらがラ・グラン 2008
並べるとこんな感じですが・・・、
ちょっとアングルがビミョーでわかりづらいかなぁ^^;
つまり、
2008ヴィンテージ以降使用されているボトルは、
ネックは細く、
ボランジェのボトルは胴の部分が太くなっているのです。
この形状はスモール・マグナムとも呼ぶべき形状で、
細いネックとボトルの太さで酸化がゆっくりと進み、
マグナムボトルで熟成させるように
より品質の高いワインとなる理想的な形状なのだそうです。
«ちょっと裏話・・・»
この細首太同のスモール・マグナムのボトル形状は、
1840年代に使用されていたボトルがモデルとなっています。
実は、偶然に古いボトルが発見されたことがきっかけで、
形状の違いを研究、
ワインの熟成に大いに役に立つことが判明したということです。
引き継がれた伝統のなかに、あらたな発見もあるということなのですね。
このボトルの変更はラ・グラン・ダネのみならず、
今では、
スタンダードとも呼べるスペシャル・キュヴェにも使用されています。
熟成したワインを愉しむ
それこそが、ボランジェ・スタイル
またひとつ、
ボランジェの魅力に触れたワンシーンとなったのでした✨