ボランジェセミナーに参加しましたVol.5 最終編

 

みなさま、

こんばんは、

 

レトワール・ポレールの須藤千恵子です。

 

 

 

ボランジェセミナーに参加した際に

試飲したアイテム4種類を紹介しています。

 

 

今回は最終編。

 

シャンパーニュでなく、

 

 

赤ワインです。

 

 

 

 

 

ラ・コート・オ・ザンファン 2014

 

 

アイ村グラン・クリュの畑100%

発泡していない赤ワイン。

 

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え、

 

ボランジェで赤ワイン???

 

 

 

と、

不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

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そう、

 

ボランジェの本拠地アイ村は

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのなかでも

素晴らしいピノ・ノワールが育つことで知られています。

 

 

 

 

そしてこのラ・コート・オ・ザンファンは

南向きの急斜面で冷たい北から守られ、

樹齢が高いことで根は深く、

良質なぶどうができる条件はそろっていますが、

 

 

 

良年のみにしか生産されない希少アイテム。

 

 

 

 

 

ブルゴーニュスタイルで醸造され、

繊細な色調、

エレガントな果実みとキレイな酸味、

たおやかな収斂を感じさせる味わい。

 

 

 

 

 

 

シャンパーニュピノ・ノワールでつくられた

赤ワインがブレンドされ、

できあがるシャンパーニュに骨格を与えている・・・、

 

 

 

ゆえに

ボランジェはしっかりしたボディで

飲み応えのあるシャンパーニュ・・・』

 

 

 

と、言われているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

感じ方はひとそれぞれですので、

 

 

力強い

 

とか、

 

骨太なシャンパーニュ

 

 

 

と、思う方もいらっしゃると思いますが、

わたしはこの繊細な、

 

 

それでいて

メリハリのあるタンニンの収斂と果実味は、

 

 

 

ボランジェが生むシャンパーニュ

優雅でしなやかさを与えているように思います。

 



 

 

ボランジェにはまだまだ多く知られていない魅力がたくさん

 

 

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ヴィエーユ・ヴィーニュ フランセーズ

ブラン・ド・ノワール

 

 

 

フィロキセラの影響を受けていない

奇跡の畑から生まれたぶどうからつくられたシャンパーニュ

 

 

 

 

今回の試飲には残念ながら

アイテムとして含まれていませんでした😞

 

 

 

またいつか別の機会に、

ご紹介したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

ボランジェセミナーに参加しましたVol.4

 

みなさん、

 

こんばんは、

 

レトワール・ポレールの須藤千恵子です。

 

 

 

 

これまでボランジェのセミナーに参加し、

試飲したアイテムをご紹介してきました。

 

 

 

前回の続き、

ボトルの形状についてお話ししたいと思います。

 

 

 

こちらは3つめに試飲した

ラ・グラン・ダネ ロゼ 2007

 

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そして

こちらがラ・グラン 2008

 

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並べるとこんな感じですが・・・、

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ちょっとアングルがビミョーでわかりづらいかなぁ^^;

 

 

 

 

 

 

つまり、

 

2008ヴィンテージ以降使用されているボトルは、

ネックは細く、

ボランジェのボトルは胴の部分が太くなっているのです。

 

 

 

この形状はスモール・マグナムとも呼ぶべき形状で、

細いネックとボトルの太さで酸化がゆっくりと進み、

マグナムボトルで熟成させるように

より品質の高いワインとなる理想的な形状なのだそうです。

 

 

 

«ちょっと裏話・・・»

この細首太同のスモール・マグナムのボトル形状は、

1840年代に使用されていたボトルがモデルとなっています。

実は、偶然に古いボトルが発見されたことがきっかけで、

形状の違いを研究、

ワインの熟成に大いに役に立つことが判明したということです。

引き継がれた伝統のなかに、あらたな発見もあるということなのですね。

 

 

 

 

 

このボトルの変更はラ・グラン・ダネのみならず、

今では、

スタンダードとも呼べるスペシャル・キュヴェにも使用されています。

 

 

 

 

熟成したワインを愉しむ

 

 

それこそが、ボランジェ・スタイル

 

 

 

またひとつ、

ボランジェの魅力に触れたワンシーンとなったのでした✨

 

ボランジェセミナーに参加しましたVol.3

 

 

皆さん、

こんばんは、

レトワール・ポレールの須藤千恵子です。

 

 

シャンパーニュメゾン、

ボランジェのセミナーに参加し

試飲したアイテムの紹介をしています。

 

 

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今回は ラ・グランダネ ロゼ 2007

 

 

ロゼのミレジムです。

 

 

 

2007年に収穫されたピノ・ノワール

ボランジェの本拠地アイとヴェルズネイのもので、

ラ・コート・オ・ザンファンが6%含まれています。

 

 

このラ・コート・オ・ザンファンから生まれる優れた赤ワインと、

シャンパーニュの出来がよかった年にのみ生まれる

ラ・グランダネ ロゼ

 

 

 

なんと92%がグラン・クリュ。

樽発酵であり、

瓶内熟成には王冠でなくコルクが使用されています。

 

 

 

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リーデルのグラスは

ピノ・ノワール ニューワールド

 

 

 

きめ細かい泡にチェリー、カシス、木苺などの可憐な赤い果実香り、

熟した芳ばしさも感じられ

鴨や、かんきつ系デザートとのペアリングがオススメとのお話しでしたが、

わたし個人的には、

 

雲丹肉寿司との相性がよいのではないか・・・、

 

 

 

どこかワインを持ち込めるお店を探したいと思いました。

(ご存知の方、どうぞコメントくださいませ)

 

 

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2007年と2008年はボトルの形状が異なります。

 

 

このお話しの続きは、

また次回にしたいと思います。。

 

 

ボランジェセミナーに参加しましたVol.2

 

皆さま、こんばんは、

レトワール・ポレールの須藤千恵子です。

 

 

 

 

前回の、

セミナー参加のお話しの続きを

ブログに綴りたいと思います。

 

 

 

今回ご紹介するのは

最近リリースとなった

グラン・ダネ2008

 

 

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言わずもがな、

2008年に収穫されたぶどうのみを使用したシャンパーニュです。

 

 


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スペシャル・キュヴェと比べると、

色調は鮮やかにクリアで、

香りは青りんごや柑橘系の果実みが感じられ、

なによりフレッシュでエレガントな印象です。

 

使用しているのはすべてグラン・クリュとプルミエ・クリュのみ、

さらには90%がグラン・クリュを占めているとのことです。

 

 

 

 

 

1次発酵には樽を使用していますが、

 

この樽がボランジェのボランジェたる魅力の一端を担っていると言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

ボランジェで使用される樽は

ブルゴーニュと同じ規格の樽ですが、

この樽を扱う樽職人はフランスの国家最優秀職人MOFの称号を持ち、

まさしく

ボランジェを生むために日々樽を組んでいるのです。

 

 

 メゾン専属の樽職人がいるのはシャンパーニュではボランジェのみ

さらには国家最優秀職人というのは特筆です。

 

 

 

 

 

さらには

ボランジェでは伝統的製法が重視されていますが・・・、

 

 

 

それはすべて手作業によるルミアージュ

 

 

デゴルジュマンをも意味します。

スペシャル・キュヴェを除きます)

 

 


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ルミアージュには昨今ジャイロパレットを使用することも少なくなくありませんが、

伝統を重視するボランジェでは

熟練の職人が手作業でルミアージュを行っています。

 

 

ジャイロパレットの方が正確な時間と角度で作業が行えるではないか・・・、

 

 

 

その通りです。

 

 

 

しかしシャンパーニュも人間と同じように

1本1本個体差があり、

 

 

ボランジェでは、

ボトルに生きる酵母の活動を見極めることに着目し、

 

 

そのために、

熟練の職人が1本1本のボトルに適した動きを見定め、

角度を与え動瓶しているのです。

 

 

 

 ここにも、

クラフトマンシップの尊重

 を見ることができます。

 

 

 

大手のメゾンに想像する、

”効率重視のつくりを佳しとしない”ボランジェの姿を

垣間見ることができるストーリーの一遍と言えるでしょう。

 

 

 

次回はロゼについてお話しいたしましょう。

 

 

#シャンパーニュ #ボランジェ #シャンパーニュセミナー

 

 

 

 

 

 

ボランジェセミナーに参加しました Vol.1

こんばんは、

レトワール・ポレールの須藤千恵子です

 

先日参加したシャンパーニュ・メゾン🇫🇷

ボランジェのセミナーで試飲&うかがったお話しについて

綴りたいと思います💁🏻‍♀️

 

 

 

 

 

開催されたのは銀座コリドー街にある

リーデル銀座店さん✨

 

セミナー用(?)のカウンターに10人くらいで、

アンバサダーのニキータさんを囲む会でした。

 

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シャンパーニュ・ボランジェと聞くと、

某有名🇬🇧映画を思い出されることも

多いと思いますが、

セミナーの中では一切映画の話はありませんでした。

 

つまり、

シャンパーニュ・ボランジェのセールスポイントは

そこにはない、

ということです。

 

 

では、

ボランジェの魅力はどこに・・・?

 

 

 

 

試飲を交え、

じっくりとお話しをうかがってきました🥂

 

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まずはこの、

ボランジェという名前の由来ですが、

かつてこのシャンパーニュに土地を持つ貴族ド・ヴィラモン家が

シャンパーニュ事業に着手した際、

貴族の名前で商売をすることを憚られたため、

若く才能にあふれたドイツ人のジャック・ボランジェに着目、

彼の裁量により会社は貢献され、

後世には世界に名を轟かすシャンパーニュメゾンとなったのでした。

 

 

ボランジェの

ボランジェたらしめる要素・・・、

 

それは

シャンパーニュというテロワールであり、

それは歴史であり、

クラフトマンシップであり、

みずからをブティックワイナリーと称す家族経営であり・・・、

 

数え上げれば枚挙にいとまがないかもしれません🤨

 

 

その魅力の一片でも

このブログを通して伝えたいと思っています✨

 

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この日の試飲は4アイテム。

 

 まずはフラッグシップといえるスペシャル・キュヴェNVからご紹介です。

 

 

ボランジェのスタンダードラインとも言えますが、

実は他のメゾンと大きく異なる点に

リザーヴワインの比率、

そしてそのリザーヴワインの熟成の年数が挙げられるでしょう🍇

 

 

リザーヴワインの熟成年数と言ったら

たいてい2~3年のものを使用することが多いと言われていますが、

ボランジェではなんと

5年から15年!!

 

 

 使用されるぶどうの格付けは85%以上がグラン・クリュ。

 

さらに3年から4年の歳月で瓶内熟成を経て、

リリースされるこのシャンパーニュは深い香りと味わいと、

気品ありながら奥深いヴォリュームに驚かされること間違いありません。

 

 

 

 

今日はこの辺で・・・。

 

次回は

最近リリースとなった

ラ・グラン・ダネ 2008をご紹介したいと思います。

 

 

#シャンパーニュ #ボランジェ

 

 

 

 

 

 

ご挨拶

ブログ開設しました。

 

ワインのことについて、

ワインを中心にこんなことあんなこと、

書いてみたいと思います。

 

instagramもやっていますので、

どうぞのぞいてみてくださいませ^^

 

https://www.instagram.com/p/B0YWCvQH3OM/

5月に訪問したシャンパーニュメゾン、ボランジェのセミナーへ参加してきました。5月にはお目にかかることができなかったコート・オ・ザンファン。訪問時に聞かなかったこと、聞き損じたこと(?)たくさんお話しもうかがい、よい復習となりました✨#champagne #bollinger #coteauxenfants #pinotnoir #grandcru #シャンパーニュ #ボランジェ